龍神覚醒術
- 作者: 奥山輝実,並里武裕
- 出版社/メーカー: 三和書籍
- 発売日: 2019/08/22
- メディア: 単行本
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龍神覚醒術
龍たちに話しかけても答えてくれません。天空から観音さまの声が聞こえてきました。
「うまくコミュニケーションがとれないのが問題なのですよ。あなたは自分の龍と対話できるようにならないとね」
「観音さま、なぜ私は自分の龍とうまく対話ができないのでしょうか?」
「あなたが自分の中に龍がいることを認識していなかったからです」
「なぜ私は自分の中に龍がいることを認識できなかったのですか?」
「龍の存在を知る機会がなかったからです。
でも今、あなたは、あなたの中にいる龍に出会って、実際に対面できたことを龍はとても喜んでいます。
さぁ もう一度、お話してみてください」
金色の龍さんに話しかけると、金色の龍さんが答えてくれました。
「あなたの中は、今まですごく居心地が悪かったのですが、ここ最近はすごくよくなりました。
上から下まで自由に動きやすくなっています。
龍は泳ぎ続けることでエネルギーを高めていきます。
流れが滞った場所があると、そこから先には流れていけないので、私の力も淀んでしまうのです。
あなたが今生、こうして私に会いに来てくれて、本当に良かったです。
こうやってお話することができて、とてもうれしいです」
「金龍さん、龍の主になるには、どうしたら良いのでしょうか?」
「私の主はあなたです。
今までうまくコミュニケーションが取れていませんでしたが、あなたのために何かしたい、とずっと思っていました。
何をしたら良いのか、わかりませんでしたが、これからはあなたが私に指示をくれれば、私はあなたの龍としての役目を果たすことができます。喜んで働きます」
「普通の人には何匹の龍がいるのですか?」
「一般的には1匹です。
この黒い龍のように、手伝いが必要な人には、一時的に何匹かの龍が入ることもあります。
悪い龍はいません。
でも本来、理想的な姿は、ひとりの中に1匹の龍が泳いでいる姿です。
滞りなくスムーズに泳いでいるのが理想的な姿です」
「金龍さんは私の中にいつから居るのですか?」
「あなたが生まれてからずっとです」
「私の今生では、ずっと金龍のあなたが居てくれるのですか?」
「あなたが死ぬまでずっと居ます」
「私が死んだら、金龍さんはどうなるのですか?」
「龍の世界へ帰ります」
「龍の世界はどこにあるのですか?」
「雲の上です。観音さまの雲の上の世界のようなところです」
「龍の色に何か意味はあるのですか?」
「いろいろな色がありますが、それぞれが地球の人間の肌の色が違うように、龍の色も違うだけです。
黒い龍だけは特別で、今、あなたの中に入っていますが、特別にその人が本来持っている龍だけで対処できない時に、サポートする目的で入ってくるのが黒い龍です」